外では白を選べるのに、下着で白を穿けますか?――白ブリーフに残った「先入観」を考える

白いシャツ、白いパンツ、白いスニーカー、白いブリーフを並べ、「下着で、白を穿けますか?」と問いかける白ブリーフ研究所の記事アイキャッチ 白ブリーフ

白いシャツを着る。
白いパンツを穿く。
白いスニーカーを選ぶ。

では、ひとつ質問です。

下着で、白を穿けますか?

外側の服では「清潔感がある」「爽やか」「洗練されている」と感じる白。
ところが下着になると、「昔っぽい」「ちょっと恥ずかしい」「黒やネイビーの方が無難」と感じる人もいます。

なぜなのでしょう。
白という色そのものが古いのでしょうか。

白ブリーフ研究所では、むしろ古くなったのは「白」ではなく、白い下着に付いたイメージなのではないかと考えました。

実は今でも「白」は売れている

下着通販SHIROHATOが、2025年8月〜2026年7月の国内販売数量をカラー別に集計したデータでは、1位ブラック23.2%、2位ホワイト10.8%、3位ネイビー9.4%でした。

つまり、この集計では白が2番目に売れている色でした。なお、白ブリーフだけでなく、メンズ下着・インナー全体のデータです。
「白い下着はもう誰も買わない」というわけではありません。

ただし、黒は白の2倍以上。
かつて標準色だった白は、いまでは「当たり前の色」から「選ぶ色」へ変わったと見ることができます。

昔の日本では「白を選ぶ」のではなく「白だった」

グンゼは、1990年代には白い綿肌着が多く、白さを保つための「黄ばみ」が研究課題だったと振り返っています。

学校生活でも、白は特別な意味を持っていました。
すべての学校で全国一律に指定されていたわけではありませんが、実際に「下着は白に限る」「下着は無地とする」といった校則が存在していました。

千葉県弁護士会の校則調査でも、こうした規定の具体例が確認されています。
理由として挙げられていたのは、制服から透けにくいこと、華美にならないこと、流行に左右されないことなどでした。

一定の世代にとって、白い肌着は自分で選んだ色というより、周囲から与えられた「普通の色」だったのかもしれません。

自由に選べるようになったら、黒や柄物へ

時代とともに、トランクスやボクサーパンツも広く選ばれるようになりました。
黒、ネイビー、赤、柄物、ブランドロゴ。
男性下着は「白い肌着」から「自分で選ぶファッション」へ変わっていきました。

ワコールの2025年調査では、20〜50代男性が最も愛用する下着は、ボクサータイプ55.6%、トランクスタイプ34.4%、ブリーフタイプ3.6%でした。

形も変わった。
色も変わった。
男性下着そのものの価値観が変わったのです。

でも、不思議ではありませんか?

白いシャツは清潔感がある。
白いスニーカーは爽やか。
白いパンツはファッションとして普通に選ばれる。

なのに――

白い下着になった瞬間、なぜ「古い」になるのでしょう。

白という色自体が古いのなら、白シャツも白パンツも古く見えるはずです。
でも実際は違います。

問題は「白」ではなく、白い下着に付いている記憶やイメージなのかもしれません。

白は、ごまかしがきかない

もちろん白には弱点もあります。
汗や皮脂が残ると黄ばみが目立ちます。
グンゼも、白い肌着の黄ばみの主な原因として、落としきれなかった汗や皮脂汚れの酸化を挙げています。

黒やネイビーなら目立たない変化まで、白では見える。

白はごまかしがきかない。

でも、これは弱点だけでしょうか。

汚れが見える。
劣化が分かる。
洗濯や買い替えを考えるきっかけにもなる。
白は「清潔感を演出する色」ではなく、清潔さが問われる色とも言えます。

白を穿くには、少し勇気がいる

白いパンツや白い靴をきれいに使っている人を見ると、「ちゃんとしている」「清潔感がある」と感じることがあります。

なぜなら、白は汚れが目立つとみんな知っているから。
それでも白を選び、きれいに保つ。
そこに潔さがあります。

だったら、下着も同じではないでしょうか。

白を清潔に穿くことには、少し勇気がいる。
だからこそ格好いい。

そして「ブリーフ」という形も、もう一度考えたい

ワコールの2025年調査では、男性が下着でこだわるポイントとして「はきごこち」46.9%、「肌ざわり」45.2%、「通気性」40.2%、「フィット感」35.2%が上位でした。
※「こだわりはない」「まったくこだわりはない」と答えた人を除いた、複数回答の結果です。

ここで、ブリーフの構造を改めて見てみます。

  • 太ももを覆わず、脚を動かしやすい
  • フロントをホールドしやすい
  • ズボンの中でもたつきにくい
  • 生地面積が比較的少ない

もちろん、ボクサーが好きな人も、トランクスが好きな人もいます。
それでいい。

でも、「ブリーフは古いから」という理由だけで選択肢から外しているなら、少しもったいなくないでしょうか。

外では白を選べるあなたへ

白いシャツを着られますか。

白いパンツを穿けますか。

白いスニーカーを選べますか。

では――

下着で、白を穿けますか?

もし少し迷ったなら、その「迷い」の理由を一度考えてみてください。

汚れが目立つから? 透けるから? 昔っぽいから? 人に見られたら恥ずかしいから?

そしてもう一つ。

その印象は、自分で穿いて確かめた結果でしょうか。

それとも、いつの間にか身についたイメージでしょうか。

白が古いんじゃない

白パンツは格好いい。
白シャツは清潔感がある。
白いスニーカーは爽やか。

それなら、白い下着だけが古いはずはありません。

白が古くなったのではなく、白い下着に付いたイメージだけが古くなった。

白ブリーフ研究所は、そんな仮説をこれからも研究していきます。

「みんな白ブリーフを穿こう」と押しつけるつもりはありません。

まずは、動きやすさ、ホールド感、太ももの自由さ、そして白という色の潔さを知ってほしい。

そのうえで一度試して、「やっぱりボクサーがいい」と思えば、それも正解です。

でも、「思っていたよりいいかも」と感じたら。

白ブリーフを見る目が、少しだけ変わるかもしれません。

古いかどうかは、穿いてから決めよう。

もし、
「白い下着、ちょっと試してみようかな」
と思ったら。

白ブリーフ研究所の楽天ROOMでは、
定番の白ブリーフから、ビキニ、少し個性的な一枚まで、
実際に購入できる下着を少しずつ集めています。

無理に白を選ぶ必要はありません。
まずは眺めて、
「これなら穿いてみたい」と思える一枚があるか、探してみてください😊

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百聞は一見にしかず。

百ブリーフは一穿きにしかず!


参考資料

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